• BB肥料ってどんなもの？
• BB肥料ってどうやって作るの？
• BB肥料って普通の肥料と違うの？

BB肥料ってどんなもの？

　BB（Bulk Blending）肥料は、日本では粒状配合肥料とも呼び、各種粒状の肥料原料を物理的に混ぜ合わせた肥料のことです。

　混ぜ合わせただけなので、それぞれの原料がそのままの、色んな色や形の肥料が混ざった見た目をしています。

BB肥料ってどうやって作るの？

BB肥料は色々な原料を使います。形状は丸いもの、四角いもの、色は透明、白色、灰色、赤色など原料によって様々です。粒の大きさがそろうように調整したこれらの原料を、専用の機械で混ぜ合わせます。

BB肥料の製造方法

• 硫安（窒素質原料）
• リン安（窒素・リン酸原料）
• 塩化加里（加里原料）
• 尿素（窒素質原料）

肥料の製造方法

BB肥料って普通の肥料と違うの？

　ホームセンターなどで一般的に流通している肥料は「化成肥料」と言います。化成肥料は原料を混合し熱を加えるなどして反応させて粒を作るので、1粒の肥料に色んな成分が含まれています。それに対しBB肥料はそれぞれの原料ごとの粒なので、基本的には1粒に1つの成分しか含まれていません。化成肥料にもBB肥料にもそれぞれの特長があります。

化成肥料

• 同銘柄、大量製造によりコストメリットを発揮する。
• そのため100トン程度以上の生産ロットが望ましい。
• 各肥料成分が一粒の中に入っていることから、偏りを気にしなくて良い。

BB肥料

• 1トン単位の小ロット銘柄の製造でも労力と時間をかけずに製造可能。
• 成分や原料の構成の変更に柔軟に対応しやすい。

BB肥料のメリット

• 土壌診断に基づき、地域・土壌に合った肥料を容易に作ることが可能。
• 作物の養分吸収や、生産者の施肥体系・要望に合った肥料を容易に作ることが可能。