BB肥料Q&A BB Fertilizer Q&A
Q4. 要素障害ってなに?病気とはちがうの?
A4.
作物の生育に必須な要素が土壌中に不足していると、葉の色が通常と違う色に変化する、全体の生育が悪くなるといった症状が発生します。このような肥料成分の過不足に由来する障害を要素障害と呼びます。
要素障害はそれぞれの成分ごとに症状の出方に特徴があります。
作物内を移動しやすい成分(窒素、リン酸、加里、苦土)
成分が作物内を移動して新しい葉に集まりやすい傾向があるため、下の方の葉に欠乏症状が起こりやすくなります。
トウモロコシの加里欠乏(下位葉の黄化)
メロンの苦土欠乏(葉脈間の枯れあがり)
作物内を移動しにくい成分(カルシウム(石灰)、鉄、ホウ素、マンガン、銅、亜鉛)
成分が作物内を移動しにくく、根から吸われた成分が新しい葉までいきわたらないため、新しい葉や果実に欠乏症状が起こりやすくなります。
トマトのカルシウム欠乏(尻ぐされ)
他にも金属は植物に吸収されやすい形(イオン)へのなりやすさが成分ごとに変わり、イオンになりやすい成分が土壌中多いほど、イオンになりにくい成分の欠乏症が起こりやすくなります(銅、亜鉛が過剰⇒鉄が不足しやすくなる等)
作物ごと、成分ごとの詳しい障害と解決法についてはアピネス/アグリインフォをご参照ください(要会員登録)